2023年の国内旅行はここ! プロおすすめの日本の旅リスト【沖縄・北海道・九州・離島ほか】

穴場の絶景スポットからおすすめグルメ、温泉名所、最新宿に、器やアートをめぐる旅まで。旅ラバーがリピートを誓った旅先を発表。北海道、九州、沖縄などの人気エリアや離島など、旅のプランのヒントがもりだくさん!

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神津島

神津島【東京】

調布飛行場から小型機で約45分でたどり着く東京のネイチャーアイランド。2020年12月に国際ダークスカイ協会(IDA)から東京都初の「星空保護区」に認定された、星が降りそそぐ圧巻のスターゲイジングは必須です。

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Ippei NaoiGetty Images

加えて、ダイナミックな大自然が気軽に楽しめるのも魅力。島の見どころのひとつ「天上山」は、最高標高はたった572mですが、まるで日本アルプスを思わせる山岳風景と眼下に広がるブルーオーシャン、そして「東京新百景」に選出された伊豆諸島の眺望を堪能できます。

神津島

夏は「赤崎遊歩道」で透き通るミントブルーの海にジャンプ! 都内にいながら、身も心も解放感に浸るアドベンチャー体験で最高にリフレッシュです。

奄美大島

奄美大島【鹿児島】

坪田三千代/トラベルライター

2021年夏に、沖縄本島北部、西表島、徳之島とともに世界自然遺産に登録された奄美大島。固有種や希少生物が今も生息する生物多様性が、その登録理由ですが、島らしい多彩な景観や素朴な暮らしぶりが今も残るのが大きな魅力。

奄美大島

Aflo

昨年には、「奄美大島世界遺産センター」もオープンして、これからどんどん海外からの観光客も多くなってきそうなので、今年が行きどき。島に残る原生林をネイチャーガイドと一緒にトレッキングしたり、マングローブの森をカヌーでツーリングしたりする自然体験には、発見がいっぱい。

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奄美大島

おすすめのホテルは「MIRU AMAMI」。目の前に広がるのは、古代に彗星がぶつかって生成されたクレーターが、その後、海になったという、神秘的な赤尾木湾。オーシャンビューの客室で、穏やかな海を眺めながら、何もせず、ひたすらのんびりするのが贅沢。

シラフラ

シラフラ(滝瀬海岸)【北海道】

北海道南西部の渡島半島の西部、“白い傾斜地”という意味を持つ「シラフラ」。その名のとおり、高さ30メートルほどの真っ白な断崖が、約500メートルも続いています。この壮観な眺め、英国屈指の景勝地ドーバー海峡のセブンシスターズと見紛うよう。

シラフラ

でも、ここ北海道乙部町の白い断崖シラフラは、観光地というよりも、“ただそこにある絶景”といった感じ。しばらく眺めていても、たまにバイカーがやってくるくらい。地元の人とのやり取りも、こんな感じ。「何もない町ですよ」「すごい絶景じゃないですか!」「でも『ブラタモリ』も来ないし……」と謙遜ぎみ。絶景に圧倒されて、びっくりするくらいリーズナブルなカキやホタテ、ウニをたんまりといただいて。ブレイクする前に行っておきたい絶景です。

仏ケ浦

仏ケ浦【青森】

古関千恵子/ビーチライター

海抜100メートルの岩壁や巨岩が2~3キロにわたって点在している「仏ケ浦」。波や風雨、海水の塩分によって削られた岩の造形は、高僧たちの集団(五百羅漢)や如来の首、龍のように見え、あたり一帯、神秘的な空気が流れています。先人たちは死後ここから天界へ召されると信じていたとか。

仏ケ浦

Aflo

晴れた日の、エメラルドグリーンに澄んだ海や岩のフォーメーションを眺めていると、たしかにパラダイス(日本語でいえば、極楽浄土⁉)に思えるはず。どこかに似ていると思ったら、セーシェルのアンス・スース・ダルジャン。セーシェルほど遠くはないけれど、青森市から車で約3.5時間かかる、なかなかの遠路。それでも、訪れる価値のある絶景です。海上から眺められる遊覧船も。

niseko

Christopher ChanGetty Images

ニセコ【北海道】

北海道といえば景色、食、アクティビティともに最高のデスティネーションですが、なかでも近年「ニセコ留学」なんていう言葉ができるほど、外国ナイズされているニセコがおすすめ。外国人旅行者に人気があるため、小さな町ながらワールドスタンダードがそろっています。通いたくなるコーヒー専門店や、シックで隠れ家的な上質のお寿司屋さん、知る人ぞ知るこだわりのレストランなどもあって、数日間の滞在では足りないと思わせる町なのです。

ニセコ

そんな想いをがっつり拾ってくれるのが「H2 LIFE」の別荘ステイ。2020年に登場した、ニセコに惚れ込んだ海外の投資家や富裕層向けの別荘に宿泊できるサービスです。別荘のレンタルですが、宿泊する施設によってはバトラーサービスやプライベートシェフなどホテルライクな滞在ができるのが大きな特徴。個人オーナーが貸し出している施設はそれぞれデザインが異なっているので、好みのインテリアのところならずっと住みたいくらい、なじみます。

写真・「H2 LIFE」のヴィラタイプ別荘のひとつ、北欧家屋を彷彿させる「Foxwood」は3ベッドルーム。友達とわいわい泊まるのも楽しそう。

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ニセコ

前回はシェフにゴージャスディナーを作っていただきましたが、プライベートシェフによる料理はもちろん道産の食材づくし。“自宅で”ゴージャスディナーを実現。富豪気分……! 次回は道の駅などで新鮮食材を買って、広々便利な欧米風キッチンで料理もしてみたい。憧れの別荘オーナー気分で、季節や一緒に行くメンバーを変えて何度でも訪れたくなります。

富山 ねんじり亭

東岩瀬・利賀・立山【富山】

たかせ藍沙/トラベル&スパジャーナリスト

水深1200mの富山湾に、標高3000m級の立山連峰。海と山の幸に恵まれた食材の宝庫、富山には、何度でも訪れたくなるスポットが続々オープンしています。

富山駅から路面電車で30分弱、駅から歩いて10分足らずの東岩瀬町。100年あまり前に北前船の中継地として栄え、銘酒「萬寿泉」の「枡田酒造店」があるこの町には、古民家を改装した飲食店やアーティストの工房が集まっています。ミシュラン星付き日本料理店があることでも注目されてきたこの町に、2022年8月、新たに魚料理の「ねんじり亭」が、富山・魚津市から移転オープン。「枡田酒造店」の枡田社長が「宇宙一魚がおいしい!」と太鼓判を押すほど、魚にこだわったお店です。メニューはコースのみで、三浦幸雄大将がこだわる白身魚のお造りが10数種類、東岩瀬の硝子作家・安田泰三さんのお皿に次々とのせられます。この日は、毛ガニのしょう油漬けもハイライトのひとつ。次の東岩瀬は何泊しなくてはいけないのかしら、と悩みが増えてしまった夜でした。

levo 富山

2022年にミシュラン2ツ星に輝いた南砺市利賀村のオーベルジュ「キュイジーヌ・レジョナル・レヴォ」。食材に留まらず、建材からインテリア、食器まで、すべてが富山愛にあふれています。アクセス不便ながら、3棟の客室ヴィラの予約は半年待ちが続いているとか。

そんなに待てない! という方にはランチがおすすめ。地元富山の食材にこだわった、夜と同じコースを堪能できます。特に、臭みのまったくないジビエは、谷口英司シェフと猟師さんとの間に信頼関係があるからこそ手に入る極上の食材。敷地内から摘んでくる山菜やクロモジなども多用した、ほかでは出合えない前衛的フランス料理を楽しめます。お料理に合わせるのは、氷見市「セイズファーム」のワインや東岩瀬「満寿泉」の日本酒など。富山をまるごと体感できるオーベルジュです。

the hive 富山

中新川郡立山町でレストラン、スパ、イベント広場などを少しずつオープンさせている「ヘルジアン・ウッド」に、2022年6月、サウナホテル「ザ・ハイブ」が新たにオープン。「ヘルジアン・ウッド」は隈 研吾氏が手掛けていることもあり当初から話題になっていましたが、ついに待望の宿泊施設が誕生したのです。しかも、メインがサウナ。

「ザ・ハイブ」は、1棟貸し切りスタイルで、半地下というユニークな外観もさることながら、ベッドルームはかなり小さく、その何倍もサウナと水風呂が大きいというユニークな造り。サウナはドライとスチームの2種類あり、中庭に面した水風呂(写真)は泳げそうな大きさ。特筆すべきは、水が天然の湧き水ということ。温まった身体を包むやわらかな水のなんと心地いいこと! 立山連峰を眺めながら「整う」ことができます。サウナハットなど備品にもこだわりが。ここが「サウナの聖地」と呼ばれる日も近いかも。

ニッポニア

佐原【千葉】

岩佐史絵/トラベルライター

首都圏から気軽に足を延ばせる佐原。かつてはお江戸に物資を送る水運の要衝として栄えた商家町で、小野川沿いにかつての商家が立ち並ぶレトロな町並みが魅力です。

その佐原の町をひとつのホテルとして見立てたのが「佐原商家町ホテル NIPPONIA」。空き家となった商家をリノベーションして客室やカフェなどとして利用していて、町の中に溶け込むように滞在することができます。レセプションとダイニングはかつて酒蔵だった建物で、チェックインしたら町に点在する客室までぶらぶら散策。カフェや雑貨屋などもレトロでいい雰囲気なので、部屋につくまでに寄り道ばかりしてしまうことは請け合いです。

佐原商家町ホテル nipponia

このように町に溶け込む分散型宿泊施設のことを「アルベルゴ・ディフーゾ」といい、地域密着型の滞在スタイルとして近年注目されています。町並みを壊さないためにもともとある建物を利用しているので、客室もそれぞれ違うデザインなのが面白いところ。また、町の風景そのものは変わらないものの、ひそかに新しく客室が加わっていたりするので、全室制覇するまで通いたくなるのです。

写真・かつては綿の倉庫だった「佐原商家町ホテル NIPPONIA」の客室。ほかにも、蔵だったりお屋敷だったりとさまざまな建物がモダンにリノベーションされて客室に。

佐原商家町ホテル nipponia

さらに千葉県といえば食材の宝庫で、忘れてはならないのが食の楽しみ。地元の日本酒とのペアリングディナーは、「佐原商家町ホテル NIPPONIA」のレセプションがあるメイン棟のレストラン「LE UN(ルアン)」で。山海の幸が集まる佐原ゆえ、食も充実しています。東京からわずか2時間という距離ゆえに、季節ごとに体験しに行くのもおすすめ。


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